忙しい毎日、夕飯作りに辟易とし、思い描いていた家族と笑顔で囲む食卓とは程遠い・・・
そんなふうにお悩みではありませんか?
かくいう私も
家に帰ってすぐ食べたい!
作る時間がないけど、惣菜を買って帰る時間もまたない!
Uber Eatsを使おうと思っても、子どもにあうものがない!
と思っていました。
宅食(宅配冷凍惣菜、宅配冷凍弁当)サービスは買い物の手間もなくチンするだけ。
最速で食べられる夕飯の準備方法といえるのではないでしょうか。
この記事では、宅食サービスの概要と、意外なメリットと気になるデメリット、そして導入のコツまでお伝えします。
子どもと向き合える時間を持つ現実的な選択肢として、宅食サービスを具体的にイメージしていただけると思います!
1.宅食サービスとは
(1)宅食サービスとは
そもそも宅食サービスとはどういうサービスでしょうか。
それは、工場で急速冷凍された惣菜を何食分かまとめてクール宅配便で配達してくれるサービスです。
特徴は、
- 冷凍保存のため、賞味期限が長い
- 冷凍保存のため、添加物が少ない
- 栄養士により栄養バランスが考えられている
- おかずが複数種類入っている
- 何食分かまとめて送られてくる
- お得な定期配送コースが設定されているものが多い
です。
家族の健康を思うと、栄養バランスが優れていることはありがたいですよね。
ご飯などの主食が含まれているお弁当タイプのものもあれば、おかずだけのものもあります。
コンビニ弁当のようなプラ容器に入っているものがほとんどですが、なかには惣菜ごとに包装されているものもあります。
また、何食分かまとめて送られてきますが、コースを選択してメニューはお任せのサービスのものが多く、中には個別にメニューを選べるサービスもあります。
病院や高齢者施設等への食事提供から始まったサービスも多く、減塩、ローカロリー、脂質制限などのメニューがあるものもあります。
どんなに忙しくても、家族の健康は重視したいポイントかと思いますので、栄養士が監修しているメリットは大きいと思います。
(2)サービスの種類
■主食の有/無
ご飯などの主食があるものと、惣菜だけのものがあります。
毎朝炊飯器を予約セットするのが苦でなければ、おかずだけのほうがお得ですし、電子レンジの温め時間や冷凍庫の容量の面でもお得ですよね。
■パッケージの違い
おかずごとにパッケージされているもの、複数のおかずがまとめてひとつの容器に入っているもの、があります。
おかずごとのパッケージされているものは、家の作り置きのおかずなどの状況を見て、一部の惣菜は別の日に回す、ということも可能です。
■解凍方法の違い
電子レンジで解凍するものが多いですが、中には湯煎で解凍するものもあります。
■栄養バランスの違い
会社によっては、塩分や糖分、コレステロールなどを控えたコースを選べます。
■定期配送コース
定期配送コースを設けているものがほとんどです。
だいたい5食分、7食分など1週間分または2週間分を週に1回、月に1回
(3)向いている人
なお、このサービスのメリットやデメリットは後述しますが、このサービスは次のような人に向いていると思います。
- 子どもとのコミュニケーションを重視する人
- 時間を作りたい人
- 家事をなるべく減らしたい人
- 好き嫌いがそれほどない人
- 好みの味のものを食べたい人
- 料理を作るのが苦手、または嫌い人
- 献立を考えるのが苦手、または嫌いな人
2.宅食サービスのメリットとデメリット
それでは、実際にいくつかのサービスを使ってみて感じた、宅食サービスのメリットとデメリットをお伝えします。
実際使ってみると、メリットが予想より大きかった!というのが正直な感想です。
(1)宅食サービスを導入してよかったこと(私の場合)
①買い物の手間が減る!
宅食サービスを導入することで、野菜、肉、魚を買う量が激減しました。
買い物の手間だけでなく時間や回数も激減。
これは想定していなかったメリットでした。
幼児を連れてのお会計、荷詰め、とても大変ですよね。
②献立を考えることから解放される!
冷蔵庫の中をみて、これとこれをそろそろ使わねば・・・と、
夕方の私の頭はフル回転、ワーキングメモリーをかなり消費していましたが、
今は冷凍庫から好きなおかずのセットを出すだけ。
しかもおかずが複数種類。
献立を考えるのが苦手な方、消耗する方にはもってこいです。
③夕飯の時間を早められる
これまではホットクックに料理をしてもらう時間を稼ぐため、
帰宅後は入浴をして、お風呂からあがってから食事をとっていました。
それが冷凍惣菜を使い始めて、調理時間がほぼゼロなので、帰宅後すぐに夕飯を食べることができるようになりました。
■以前
19:20 帰宅 → 下ごしらえ → 19:40 入浴 → 20:10 夕飯 → 21:00 就寝
■現在
19:20 帰宅 → 19:40 夕飯 → 遊び → 20:30 入浴 → 21:00 就寝
夕飯が遅くなると体によくないんじゃないかな、という思いもあったのですが、これで解決です!
④子どもと一緒に遊ぶ余裕ができる
また、下ごしらえの時間がほぼなくなったことで、子どもと一緒に遊ぶなど、コミュニケーションに注力できる時間ができました。
1日3時間程度しか一緒に過ごせないのに、その時間を家事に充ててしまっているというもやもやがあったので、こんな時間ができたことはすごくうれしいです。
⑤洗い物が減る
食器の数は依然と変わりませんが、鍋などのかさばる調理器具の洗いものが減りました。
大物って結構ストレスです。
食洗器に突っ込むのもスペースあけなきゃいけなくて面倒だし、食洗器に入らない場合は自分の手で洗わないといけなくて。
⑥経済的負担もそれほどない
1食600円って高くない?と思っていましたが、うちの場合、3人家族で月3万円ほどだったので、結果的に食材を買って自炊するのとさほど変わらなかったです。
働きながら子育てしていると本当に時間がないので、買い物や洗い物、食材を切る、献立を考える、など、様々な時間を削減できたことは、予想外ではありましたが大きな副産物でした。
子どもを連れて買い物に行くのは子どもがちょろちょろしてかなり大変ですし、仕事帰りにスーパーに寄ったりするのも積み上げればかなり時間がもったいないと思っていたので、買い物に行く必要性が減ったことはかなり大きいです。
⑦病気になった時の備えにも?
自分が病気になったら子どもの食事どうしようと以前は常に不安でしたが、いまは普段から使っている惣菜が冷凍庫にあるので、安心です。
また普段は保育園で給食を食べていますが、病児保育にかかるときなどは昼食を準備しなくてはなりません。
忙しい朝にいつもと違う持ち物を準備しなくてはならないめんどくささが、病児保育の利用に躊躇してしまう要因になったりします。
それも解凍してお弁当箱につめればよいので少し負担が減ります。
普段から使っているものが備えになるという安心感、大事だと思います。
(2)デメリット
一方でデメリットもありますが、我が家での克服方法とあわせておつたえします。
①冷凍庫の容量
何食分かまとめて送られてくるので、冷凍庫の空き容量は常に管理しておかなくてはなりません。
■我が家の克服方法
我が家では、3週間に2回のペースで届けてもらうように、定期注文を調整しています。
毎週お届けコースにして、適宜スキップをしています。
スキップし忘れないように、Googleカレンダーにスキップ設定のリマインダーを設定しています。
が、ときどきスキップしわすれて届いてしまうこともあり・・・
対症療法ですが、我が家では小さな冷凍庫をもう1台購入しました。
冷凍ピザ、冷凍果物などのスペシャル冷凍食品と併存させています。
②宅配BOXはNG
基本的に冷凍の商品のため、常温での保存ができません。
そのため、在宅または営業所で直接受け取る必要があります。
休日は出かけることも多いので、確実に在宅している時間って案外なかったりしませんか?
■我が家の克服方法
確実に在宅している時間がわからないときは、営業所止めにしておいて、自分のタイミングで営業所に取りに行くようにしています。
③同じサービスを毎日続けると飽きる
日替わりメニューであっても、同じ会社のものなどなんとなく副菜の味付けなどが似ていたりして飽きてしまうことがあります。
■我が家の克服方法
2社利用する!
和食がメインの会社と、洋風がメインの会社の2社のサービスをハイブリッド利用し、月・木は前者、火・金は後者、水曜日は唐揚げを買ってくる。
というふうにしています。
こうすることで、味のマンネリに対処できています!
④全て火が通った料理で食感が物足りない
サラダなどの生野菜がないので、時々野菜のザクザクシャキシャキした食感が恋しくなります。
■我が家の克服方法
ときどき(毎日ではない)サラダ(洗った水菜をキッチンばさみで切るだけ)やトマトをプラスします。
ただ、子どもは給食で生野菜を食べていると思うので、あとは大人の問題です。
大人もお昼外食したらサラダついてきますし。
⑤たまに辛いメニューあり
メニューはお任せのコースだと、たまに、海鮮チゲ、麻婆豆腐、チーズダッカルビなど香辛料を使った料理があり、子どもに与えにくいことも・・・
■我が家の克服方法
根本的な解決になっていませんが・・・
辛いおかずが入っているセットは、在宅勤務や半休を取った時など、私がひとりで家で食事をするときに食べています。
メニューが個別に選べるサービスだとそういうこともないですね!
⑥量が大人1人分
大人の1人前サイズなので、子どもには多いです。
1人前を大人と子どもで分けると少ない・・・
我が家では私も夫も夕食は控えるようにしているので、3人で2食分です。
■我が家の克服方法
みそ汁または前述の生野菜をプラス。
月曜日と木曜日にホットクックでお味噌汁を2日分作り、火曜日と金曜日は前日のものを鍋で温めます。
みそ汁といっても、朝鍋に水を入れて昆布をつけておき、帰宅後に鍋に火をかけて、その上から人参・大根などの野菜を皮のままにんじんしりしり器で千切りに、切ってフリージングしていたうすあげを加え、みそを溶いて最後にわかめを加えるくらい。
包丁もまな板も使いませんし、野菜も千切りなので火の通りはめちゃくちゃ早いです。
3.さあ使ってみよう!障壁の乗り越え方
ここまでとうとうと宅食サービスの良さをお伝えしてきましたが、実際に使おうと思った時にはいろいろと障壁があるものです。
そんな方のために、最後に障害を乗り越えるヒントもお伝えしておきます。
(1)でも、おいしくないんでしょ?
これ、始める前の私です。
以前は、フリージングやホットクック、グリラーなどを活用して晩御飯を作っていたのですが、ある時期から夫が毎日22時頃に帰ってくるワンオペ生活となりました。
おまけにこどもは何をするのも私と一緒でなきゃ嫌。
ろくに晩御飯の準備もできず、疲弊する日々が続いていました。
このままじゃいかんと宅食サービスを試そうと思いましたが、「どうせおいしくないだろうな」とか「1食600円は高すぎる」という思いがじゃまをして、なかなか重い腰をあげることができず・・・
そんなつぶやきをSNSにあげました。
が、これがよかった!
私の投稿に対し、とある料理好きな方から
「だめだったら別のサービスを試せばいいよ!
試しつづければかならず自分に合うものが見つかるはずだよ!」
とコメントが入ったのです。
そうよね、だめなら次にいけばいいよね。
そのコメントに背中を押されてはじめることにしました。
その時の彼には本当に感謝です。
会社によっていろいろ違いがあることはお話ししましたが、ぶっちゃけ「味」が一番の決め手になると思うんです。
いろいろ試してお気に入りのものを探されることを強くお勧めいたします。
(2)夫/妻に反対されそう
家計に関わることですから、パートナーの了解を得ないといけないと思ってしまいますよね。
それならば、しれっと自分のお財布からお金を出してお試しをしてみてはいかがでしょう。
試しにやってみたんだけどこれめっちゃいい!!とメリットを盛り気味に力説したり、実際に体験してもらえば、納得もしてもらえるのではないでしょうか。
4.まとめ
- 家族の笑顔はあなたの笑顔から作られる
- 宅食サービスは調理の手間を減らしてあなたの笑顔を増やす有効な選択肢
- 調理だけでなく買い物も洗い物も減って大助かり
- サービスはいろいろ。好みの味にたどり着くまで試してみて!
夕飯づくりをどうラクにするかという文脈でお話してきていますが、
ここで目標とするのは、家族と笑顔で食卓を囲むことです。
それを実現するために、宅食サービス、是非一度試してみてください!
とはいっても、いっぱいあってどれから選んだらいいかわからない???
こちらの記事では選び方を紹介してますので、是非参考に!
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