忙しい毎日、夕飯作りに辟易とし、思い描いていた家族と笑顔で囲む食卓とは程遠い・・・
そんなふうにお悩みではありませんか?
以前の私もそうでした。
定時退社後、保育園にお迎えに行ったら帰宅は19時過ぎ。
夫はあてにできないので一人で子どもを相手にしながら夕飯の準備・・・
そんな私が最速で食べられる夕飯の準備方法として行きついたのが宅食(宅配冷凍惣菜)サービス。
おかげでワンオペの日でも、子どもも私も笑顔で食卓を囲めています。
しかし、いざ選ぼうとすると、いろいろありすぎて、なかなか選べませんよね・・・
時間がないから宅食サービスを考えているのに、選ぶのに時間をとられるなんて!
そこで、この記事では、そんな宅食サービスの種類と選び方をお伝えします。
読んでいただければ、数ある宅食サービスの中からあなたに合う選択肢を絞れます!
普段から使っているものが備えになるという安心感、大事だと思います。
1.宅食サービスの選び方
最近コロナ禍の影響もあり、在宅勤務でのランチ需要など、宅食のニーズは増えており、新しいサービスがどんどん出てきています。
選択肢が増えたり、価格競争が起こってくるのはユーザーとしてありがたいですが、一方で選ぶのが大変です。
時間がないから宅食サービスを選んでいるにも関わらず!
そこで、この記事では、なるべく最小限の時間と労力で選択肢を絞るお手伝いをいたします。
結論から言うと、子育て世帯なら、まずは、
- 主食(ごはん)つきか否か
- 料理の内容(和食、中華、洋食)
- メニューを選べるか否か
で、選択肢を絞りましょう。
それでは、その理由をそれぞれ説明していきます。
(1)「味」の選定に集中できる環境を
私が宅食サービスを試し始めて最初に気づいたこと。
それは、「味」の違和感は非常に大きなストレスにつながる、ということです。
味覚はそのまま心に影響を及ぼします。
おいしくないとわかっているものを食べると、心が荒むような気がしませんか?
極端な話、大好きなものであれば、毎日同じものでも、食事の時間が楽しみでしょう。
そうすると、宅食サービスを選ぶ上では味にこだわりたいところ。
しかし、実際味を選ぶとなると、これまた難しいのです。
味の好みは人それぞれなので、口コミはあまり参考になりません。
そうすると、自分の舌で確かめるしかありません。
ただ、探すにしても、宅食サービスはかなり沢山あるので、ある程度絞り込まないと延々と試し続けなくてはなりません。
ならば、条件に合うものを絞り込んだ上で、ひとつひとつ吟味すれば、満足度の高い選択に至れます。
(2)主食(ごはん)つきか否か
ごはんがついているか、おかずだけか。
経済的には家でごはん炊いたほうがいいけど手間。
どちらがあなたの夕飯づくりにヒットするか考えてみてください。
■主食(ごはん)つきのメリット
主食(ごはん)もついていると、ご飯を用意する手間がありません!
お米を量る、研ぐ、炊飯器を洗う。
まあまあ手間ですよね。
■主食(ごはん)つきのデメリット
一方で、主食(ごはん)がつくと、温め時間が長くなったり、冷凍庫の必要スペースが大きくなります。
またやや割高にもなるでしょう。
それならおかずのみのタイプにして、朝炊飯器を予約セットしておけば、夕飯時に炊き立てのご飯を食べられます。
また、ご家庭の状況や日によって主食の量を調整することも可能です。
例えば、ビール飲む日は主食抜き、子供の食べる量が増えてきたら主食をちょっと増やす、などです!
(3)メニューを選べるか否か
「メニューを選べる」と考えるか、「メニューを選ばなくてはいけない」と考えるか。
あなたはどちらのタイプでしょうか。
前者の方は、自分でメニューを選べるタイプのサービスがオススメです。
好き嫌いが多い方も、こちらがいいでしょう。
一方で、私のように献立を考えるのが苦痛(ワーキングメモリーを一切料理に使いたくない)な方は、
おまかせタイプが良いでしょう。
定期購入では、毎週/隔週/毎月などご自身が設定した頻度で自動で購入しますが、
忙しいと時間がたつのが早すぎて、メニューを選ぶの忘れて前回と同じものが来てしまった・・・ということ、あるあるです。
(4)料理の内容
会社によっては、どういうジャンルの料理を得意とするかが違うようです。
たとえば、FIT Food Homeやnoshは洋食、食卓便は和食中心です
毎日使うのであれば、好みの料理を、週に何度かの利用であれば自分の得意料理と異なるジャンルのものを選ぶとよいでしょう。
(5)その他ではどんな違いが?
その他の項目では、
- 値段
- 定期配送のお得内容、単位
- 解凍方法
などがあります。
定期配送の単位や解凍方法などの使い勝手は、実際使ってみないと、自分が何を面倒に感じるかが変わってきますので割愛します、
値段は、価格帯の安いもの(600円/食以下)、中くらいのもの(600~800円/食以下)、高いもの(800円/食超)くらいでグルーピングできます。
- 安いもの(600円/食以下):味はそこそこで価格重視
- 高いもの(800円/食超え):機能重視または外食の味
- 中くらいのもの(600~800円/食以下):家での夕食としては合格点の味
私が共働き子育て世帯におすすめするのは「中くらい」のものです
とにかく価格帯にこだわる人はそれを最重視し、「安いもの」から選べばよいです。
本格的な味を求めるかたは、特別な料理とうたっている「高いもの」を選んでもよいでしょう。
ただ、日々の生活の中で、食事がおいしければ心も軽くなるので、できればおいしいものを食べたいです。
一方で、毎日ホテルやレストランの味を食べ続けると、味の濃いものに舌が慣れてしまったり、食べ疲れしてしまいます。
共働き子育て世帯の毎日の夕飯用としては、中くらいのものから選んでいくのが良いと考えます。
この記事では中くらいのものについてご紹介します。
2.各社の「おかずのみ」サービス
私が実際に使ってみたサービスを、これらのポイントに沿って紹介します。
(1)食宅便(おまかせコース)
項目 | 内容(おまかせコース) |
主食の有無 | なし サイドメニューでご飯の追加あり |
メニュー選択 | おまかせ |
料理の内容 | 和・中が中心 |
価格帯 | 671円/食※2(送料含む) |
定期配送 | 7食1セット 送料780円/梱包が50%OFF |
解凍方法 | レンジ500Wで4分 |
主菜を含む5種類のおかずの入ったセットです。
メニューはおまかせです。
和洋中と謳っていますが、和食と中華が中心です。
お肉が主菜のときはお魚の副菜、お魚が主菜の時はお肉の副菜が入って、おかずのバランスがよいです。
味は濃すぎず、だしも効いていてます。私の好みにはあっています。
しゃれすぎてなくて優しい味のいい意味で「ふつう」のお惣菜で、安心感があります。
根菜類(主に大根)のはいったおかずが入っているときは、解凍しきれてないことがあります。
豆腐料理が主菜のメニューの時は、少し物足りない感じがします。
メニューが一般的で、価格も手ごろなので、初めて試すのにちょうどいいでしょう。
普段から使っているものが備えになるという安心感、大事だと思います。
(2)FIT FOOD HOME(おかずプレート各種)
項目 | 内容 |
主食の有無 | なし |
メニュー選択 | 自分で選択 |
料理の内容 | 洋が中心 |
価格帯 | 734円/食(送料無料※) 高たんぱくは724円/食 一度の注文個数に応じて割引あり |
定期配送 | 5%OFF |
解凍方法 | レンジ500Wで4分 |
FIT FOOD HOME(おかずプレート各種)は健康に気を使ったメニューを提供しており、主食込みのメニューとおかすのみの「おかずプレート」を提供しています。
おかずのみの「おかずプレート」では
- 低糖質 VEGE+
- 減塩
- 高たんぱく
- 低たんぱく
の4つの健康テーマごとに用意されたメニューを選びます。
基本的な構成は主菜と添え野菜で、デリのワンプレートメニューという印象です。
洋風メニューが基本ですが、アジアンメニューもたまにあります。
お肉メニュー、お魚メニューが半々くらいですが、ハンバーグメニューがやたら多いです。
2021年12月20日にメニューがリニューアルされ、メニューの選択が、
「おまかせ」から「自分でメニューを選ぶ方法」に変更となりました。
子どもに取り分けるには、香辛料を使ったメニューを選択肢から外せるのはありがたいです!
また定期配送は、毎週・隔週・毎月があり、5%引きになります。
ただし、毎回自分でメニューを変更しないと、前回と同じメニューが届いてしまうので注意です。
配送単位はこれまで5食単位で我が家では5食×2セットをこれまで定期注文していましたが、リニューアルにより5・7・10・15・20から選べるようになりました。
一度の注文個数により割引が発生します!
- 5個→割引なし
- 7個→9%OFF
- 10個→15%OFF
- 14個→19%OFF
- 20個→23%OFF
我が家では10個(5種類×2個ずつ)を注文しています。
味は濃すぎず、毎日食べても胃がつかれません。
おしゃれな味わい。
ただし、盛り付けに個体差があると時々感じます。
私はいつも2セット注文していて、1日に2食分使うので気づくのですが、おなじメニューでも、2つ同時にあけてみると、添え野菜の見栄え(野菜のバランス)が異なることがあります。
こっちはひじき多めでこっちは豆が多めだな、とか。単体で見れば気にならないレベルですが。
私はこのFIT FOOD HOME(おかずプレート各種)を定期購入していますが、その理由は、味が好みであることと、メニューが他の会社とかぶりにくいからです。
たまに定期購入する会社の入れ替えを検討しますが、FIT FOOD HOME(おかずプレート各種)は必ず帰ってくる会社です。
「近所のカフェの日替わりランチ」感覚で重宝しています。
(3)nosh
項目 | 内容 |
主食の有無 | なし |
メニュー選択 | 原則自分で選ぶ。 「おまかせ」もあり。 |
料理の内容 | 和・洋・中 |
価格帯 | 599円/食※+送料1,078円 |
定期配送 | 1セット6・8・10・20食から選択 (20食は2回目以降のみ) 配送期間は1週間・2週間・3週間から選択 |
解凍方法 | レンジ500Wで4分 |
noshは専用のアプリの活用など、サービスのユーザビリティに特徴があります。
例えば、自分の苦手な食材を登録し、その食材が入っていない料理から選択できる、「食材フィルター」機能。
(香辛料抜きも選べると子どもとのとりわけにはありがたいですが)
またメニューは随時入れ替えがあり、毎週新しいメニューがでてきます。
メニューを選ぶ楽しさがあるのがよいです!
注文は定期配送オンリーで1週間、2週間、3週間と間隔を選べます。
3週間を選べるのは珍しいのではないでしょうか。
個人的には2種類のサービスを組み合わせて使うので、3週間に1回10食くらい(親子3人分×5日分として)がちょうどいいです。
定期配送の締め切り前にメニューを変更しないと、前回と同じものが届いてしまうので注意が必要です。
容器は紙でできており、環境にやさしいのが特徴。
ただし他社のものに比べると高さが高く、かさばります。
(4)わんまいる
項目 | 内容 |
主食の有無 | なし |
メニュー選択 | おまかせ |
料理の内容 | 和食が中心 |
価格帯 | 983円/食※2(送料含む) |
定期配送 | 5食1セットー620円 |
解凍方法 | 湯せん・レンジ・流水 (物による) |
わんまいるの特徴は、おかずごとに包装されているので、おかずを全部使わなくてもよいこと!
今日は作り置きの惣菜があるから、このおかずは今日は買わずにおかずが一品足らないときに回そう、というようなことができます。
またもう一つの特徴として、湯せんでの解凍がほとんどなこと。
電子レンジとくらべて時間がかかってしまいます(沸騰後に10分近く湯せん)が、湯せんのほうが均一に温まり、おいしく感じます。
おかずは1食につき3種類あり、ほぼ毎食1つは芋やカボチャなどの食物繊維たっぷり系のおかずがあります。
もそもそするので苦手な人は苦手かもしれませんが・・・
おかずごとに包装されている使い勝手は、一度試してみても損はないです!
(5)ニチレイフーズ(よくばり御膳)
項目 | 内容 |
主食の有無 | なし 4種7食ご飯付きのコースもあり |
メニュー選択 | おまかせ |
料理の内容 | 和・洋・中 |
価格帯 | 770円/食~(5000円以上は送料無料→コース注文は5000円超のため送料無料) |
定期配送 | ポイント3倍、送料無料 |
解凍方法 | レンジ600Wで3分20秒 |
スーパーやドラッグストアの冷凍食品コーナーでおなじみの、ニチレイフーズの宅食サービス。
ニチレイフーズは、今回ご紹介するスタンダードメニューの「気くばり御膳」のほか、
高たんぱくなおかずセットの「パワーデリ」、多品目弁当(主食付き)の「ウーディッシュ」、
外食気分を味わえる、「家シェフ」「@ホームバル」、
「糖質」「脂質」「塩分」「たんぱく質」などを抑えることのできる健康管理食やそしゃくが難しい方向けの食事など、様々な機能食を用意しています。
「気くばり御膳」は、セットでも単品でも注文が可能ですが、ニチレイはセットメニューの選択肢が豊富で、「気くばり御膳」だけでも料理の内容に対するニーズにあわせた多数のセットメニューがあります。
コースメニューは「月替わり8食コース」が1つと、半年に一回内容が変わる以下の固定コースがあります。
- お魚7食コース
- 和食しっかり7食コース
- 和食あっさり7食コース
- 人気メニューコース7食
- 中華7食コース
- 洋食7食コース
- 洋食・中華7食コース
- 和食・中華7食コース
- 洋食・和食7食コース
メニューのマンネリ化を防ぐには、「月替わり8食コース」とお好みの固定コースを併用するのがよいでしょう。
メニューの構成は、主菜といくつかの副菜の組み合わせですが、鮭の塩焼き、煮物などのど・定番のおかずの組み合わせといった印象。
スーパーの冷凍惣菜は味が濃い印象がありますが、こちらの商品は味付け控えめ。
今まで試したなかでは一番うす味でした。
子どもと食べるにはちょうどいいですし、夫は一番お気に入りのようでした。
まずは4食分税込2,980円の気くばり御膳お試しコースからどうぞ!
3.まとめ
この記事では、宅食サービスをはじめるにあたってのサービスの選び方をご紹介しました。
選び方のポイントは次の3つ。
- 味以外の要素で選択肢を絞って注文。絞ったなかから味で吟味!
- 選択肢を絞るのは、主食の要否、メニューを選べるか、料理の種類
- 子育て世帯なら価格帯は600~800円/食程度のものを
忙しい毎日をちょっと楽にするための宅食サービスなのですから、この記事を読んで選択肢を絞ったら、さっさと試してその便利さ実感してみてください!
導入するのにためらいのある方、パートナーの説得などが必要な方は、こちらの記事も読んでみてください!
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